Cabaret Voltaire - Code

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10th。
80年代のCabsと言えば、ノイズ畑の人たちから石を投げ続けられた年代です。フールズメイトの紹介文読むと、サルトル書くところの「嘔吐」を催すものです。いわく売れ線ねらい、中途半端、単調(?)などというひどい有様。この酷評は80年代後半にハウスに転向しても続いて「ニューウェイヴ臭さが抜けない」と書かれてました。
でこのアルバムは87年。ノイズの人たちからは鼻で笑われる出来だが、FLAを通過した耳には傑作。ニューウェイヴ/ノイズ畑の人たちにはエレクトロといわれそうだが、このアルバムは時代とリンクしたボディです。Pankowと初期Ministryの融合。でもPankowほど楽天的でもなく、どちらかというとMinistryの「Twitch」成分多目。Pankowな歪んだ太いビートとメタルパーカッションの上をひんやりとしたシンセ、ギター、猥雑なサンプリング、そして初期Ministryがパクッたヴォーカルスタイルで歌い上げる。とここでライナー読んだらプロデュース,
Adrian Sherwoodと共同じゃん。どうりで近いわけだ。
まぁこのアルバムに限らず80年代のCabsは傑作が多いし、誰がなんと言おうとボディなんです。それについては過去にも語ったし今後も紹介していくつもりなので活目して待っているように。

入手困難と思われるので音源アップしました。パスはcabsです。よかったら持っててください。
http://up46.net/up-m/src/up46.net0308.zip.html