森岡賢 - Questions

Questions

Questions

Soft Balletのメンバーの1stソロアルバム。
一曲目はブレイクビーツの上をギター、アシッドなシンセとサイレン鳴り響くProdigyの「The Fat of the Land」に入ってそうなデジタル・ロックなのだけど……後はエスニックDepeche Modeというか……。同時期の藤井さんのSchaftと比べるとインダストリアル色は皆無。80年代後半のDepeche Modeを思わせるエレ・ポップやタブラシタールが響くインド的エレクトロ・ポップにOn-U的なエレクトロダブ。これまでにもSoft balletで、Depeche Modeやインド音階は聴こえてきましたが、このアルバムではそれが顕著。そういえばSoft Balletのゴスエレポップ曲は森岡さんが担当していたことが多かったことを今思い出した。(Soft Balletにおいて)インダストリアルは藤井さん担当だったようだ。なのでインダストリアルを期待する向きはSchaftをお薦めするけど、Depeche好きの自分には「なじむ 実に!なじむぞ」。
インド音階を使ってもどうにも耽美というDepeche Mode臭さが抜けない、エスニックだがゴス臭ぷんぷんなエレポップアルバム。ちなみに自分はこのアルバム、近所のブックオフで見つけ、250円で購入しました。このエントリを読んで気に入った方はブックオフで探すことをお薦めします。