Cabaret Voltaire - 2×45

2x45

2x45

4th。
このアルバムでノイズと決別する。あんたノイズ時代のアルバムは嫌いじゃなかったのか?とこのブログを読んでいる人に言われそうだが、聴いてみたらその後のボディ路線に繋がる音だったので紹介せねばと思いこのエントリを書く気になった。
80年代後半のボディや70年代後半のニューウェイヴを聴いてきた私としては、このアルバム、初期FLAとJoy Divisionが合体したような音と表現します。初期FLAのチープさやひんやりとしたビート感や雰囲気、Joy Divisionのハンマー・ビート、ゴス、ダークさやポスト・パンクの屈折した勢いが一体になっている。初期Einstürzende Neubautenに通じるような曲もあるが、金属音は控えめでボディ度はCabsの方が多め。
しかし、Die KruppsもDessau等などボディの面々がJoy Divisionをカバーしているけど、このアルバムを聴いてカバーする理由が改めて分かったような気がする。ハンマー(ビート)だしねJoy。
その後のCabsの変化の隙間を埋めるアルバム。またJoy Divisionはボディの祖だった!なんてことが分かる一枚なのかな?お薦め。

これは別ヴァージョンっぽい。原曲はもちっとノイズ・パンク。