Borghesia - Escorts And Models


ユーゴスラビアEBMグループの5th。
前作はハウス等やヒップホップを取り入れたせいか軟派だったが、本作はビートが硬質でインダストリアルど真ん中な硬派EBM。ミニアルバム「No Hope No Fear」の頃に戻った感じもなくはないが、よりテクノロジーを駆使したハードロック度はこちらの方が高め。またFront 242やRevolting Cocksの影響も感じられ、それらとLaibachを足したような風。第三世界Front 242やRevolting Cocksを解析したらこうなるって見本のようなアルバムに仕上がっている。でもFront 242やRevcoと比べるとどうも微妙というか。洗練されていなくて田舎くさいといえばいいのだろうか。やっぱりマーチがでてきちゃうんだよね。そこがいいところでもあるのだが。Laibachが頑なにファッションとしてナチ思想を進める一方でこのグループはメロディ以外は彼らの考える西欧、アメリカのボディに歩を進めている。特に6曲目はRevolting CocksとLaibachの競演!名曲でしょう!
西欧、アメリカのEBMを解析し自分達なりにEBMを表現したアルバム。サイバーマーチはまだまだ進化する……。

入手困難なようなのでアップしました。パスはborgheです。よかったらどうぞ。
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