And One - Tanzomat
- アーティスト: And One
- 出版社/メーカー: Metropolis Records
- 発売日: 2011/05/10
- メディア: CD
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90年代初頭から活動している彼らですが、EBMからシンセ・ポップとスタイルを変えながらも、ブレなく電子音楽を続けてる。本作も相変わらず電子音楽だが、初期のボディに戻ったかのような作品。だがボディと呼ぶにはいささかシンセ・ポップで、シンセ・ポップとボディの中間をさまよっている。例えるなら、80年代中期から後期にかけてののDepeche ModeとFront 242、Nitzer Ebbの中間を目指したらという感じ。
ボディ・ビートの上を3rdから6thまでのデペッシュな哀愁シンセ・メロディ、ボディーベースライン、そしてまたまたデペシュなバリトン効いたアンニュイなヴォーカルが歌い上げる。最も近いのは、デペッシュの「Some Great Reward (Bonus Dvd)」だと思うけど、金属音は聴かれない。そこがこのアルバムの惜しいとこ。メタル・パーカッション取り入れたら、もっとカッコよくなるはず。
80年代のDepeche ModeとNitzer Ebbの中間にあるものは何だと問われたら、真っ先にこのアルバムを挙げるだろう。お薦め。