Pouppee Fabrikk - We Have Come to Drop Bombs
- アーティスト: Pouppee Fabrikk
- 出版社/メーカー: Plastic Head Music
- メディア: CD
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80年代後半のMinistryの無機質さとFront 242、Nitzer Ebbの熱い肉体音楽が割りと普通に合体。Ministryの「Mind Is a Terrible Thing to Taste」にFront 242のリチャード23が参加したらこうなっていたかもしれないと言う内容。無機質さと冷徹かつ荒涼とした雰囲気という肉体が希薄で機械が圧倒的に占める音楽に肉体を取り戻したと考えるのもありかと。ぱっと見最初ジャケ、ヴィジュアルイメージから完全にFront 242のフォロワーだと思っていたが、一曲目からものの見事に裏切られた。Ministryが「詩篇69」以降捨ててしまったものを、彼らが拾い、Front 242が「Tyranny」で捨ててしまったものも拾い、インダストリアル・メタルともつかず、EBMともつかない音楽を作り上げた。
性急な打ち込みボディ・ビートの上を無機質なギター&サンプリング(ドリルの駆動音、エンジン音)にボディシンセ・ベース、そしてシャウトするヴォーカル。
Ministryの「Thieves」とFront 242の「Tragedy For You」の合体結果が彼らでありこのアルバムだ。このような存在は現在5人といない。蜂起せよ!