Depeche Mode - Sounds of the Universe
- アーティスト: Depeche Mode
- 出版社/メーカー: Capitol
- 発売日: 2009/04/21
- メディア: CD
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まだまだこのバンド、伸び白があるなぁなと思った作品。前作もそう思ったけど、今作はそれを越える出来。別に大きく変化したわけじゃないけど、音の質感が全く新しいものに変わっている。機材はヴィンテージシンセなどを使ったそうだが、それを差し引いても質感が違う。まるでFF6からFF7に変わった時に感じた雰囲気に似ている。今までのFFとストーリーラインやシステムは大きく変化していないのに、ポリゴンになったというだけでここまで違った印象になるのかという当時の驚きに似ている。これで大きくシンセ・ポップス界ならずポップス界における電子音の使い方が広がるハズ。勿論デペッシュ節ともいえる哀愁構造体は健在なので、古くからのファンも安心して聴けるが、質感の変化に戸惑う向き(おれ)もいるはずだ。今作はそういう人たちに挑戦したと同時にこれから入る人にもアピールできる内容になったと思う。
表現はあらかた出尽くした。あとは過去からサンプリングしたりして魅せる。などと言う人がいるがまだまだ試せる余地はあるのではないのかと思った次第。お薦め。