Front 242 - No Comment

No Comment

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2nd。
プレEBM。リチャード23が本格的に参加し始めると、大きく変化したミニストリーのように彼等も変化した。クラフトワークのフォロワー的チープでダークなエレクトロ・ポップだったのが、ギターノイズやダブ処理などをすることにより後のEBMに大きく近づいた。かように変化したのは、リチャード23によるとこが大きい。
よって彼はどんなものに影響を受けてきたのだろうか、とこの紹介文を書く上ではなすことができないだろうと、調べてみたが全て英語でした。なので書けませんwでもなんとなくだけど彼の聴いてきた音楽が解るというか同時代性でいえばキャバレー・ヴォルテールマーク・スチュワートだろう。特にON-U系には多大な影響を貰ってると思う。だってマーク・スチュワートの「As the Veneer of Democracy...」を聴いてごらんよ、これ「No Comment」と同じじゃないか?このON-Uからでてくるインダストリアル・ノイズとダブ、そしてヒップホップが混じった所謂ミクスチャーにリチャード23は「オレもあんな音楽を作りたい」と思ったはずだ。その思惑とサイバーパンクな他メンバーと共振し、クラフトワークとON-U系が合同し、EBMと相成るわけだ。
はっきり言って過渡期のアルバムなので聴く人によっては資料的価値しか見出せない人もいるだろう。しかし、この稚拙だがON-Uとクラフトワークの融合をはっきりと見られるのは本作しかない。そこが面白いところ。↓に貼り付けたビデオが気に入る人にはお薦め。中古盤屋の特価コーナーでよく見かけるので値段は安く入手できるので大丈夫よ。