Revolting Cocks - You Goddamned Son of a Bitch: Live

You Goddamned Son of a Bitch: Live

You Goddamned Son of a Bitch: Live

ミニストリーのアル、ポール・ベイカー、フィニトライブのクリス・コネリー、ベルギー出身のルック・ヴァン・アッカー(エイカーともいう)、フロント242のリチャード23から成るEBM系バンドのライブ盤。
この面子を見て「インダス系のコラボに当たりなし」という考えを持っている向き、是非その向きにはこのリヴコを聴いていただきたい。というかミニストリーのアルが関わっているプロジェクトは漏れなくヤバいので全部買いだと思う。
しかしアルが関わっている物全てが素晴らしいのはなぜだろう。ピッグフェイスとか消費者風情及び素人目に聴いても失敗しているなと思うもん。KMFDMからサシャが〜とかNINのトレント・レズナーが〜とかあれだけ豪華な面子を揃えて出来上がったものが、デモテープ品質。面子は豪華だけどまるで「エアーズ・アドベンチャー」みたいな作品を毎年一枚というペースでコンスタントに発表してくれるピッグフェイスとは一線画す出来なのですりヴコというスーパーバンド(笑い)は。
さて内容に移ろう。まだ1stを発表して間もないのにライブ盤を発表するという暴挙。しかし聴けば、これは1つのアルバムだと思えてくる。アレンジを大胆に変えている曲もあったり、新曲を入れたりと2ndといっても差し支えないと思った。というかオレ2ndだと思って買ったし。1stの全てはギターレスだったが、その1stの曲に雑音みたいなうざいギターを挿し込んできて、後の3rdに繋がったりもする。あとミニストリーの「So What」ライブヴァージョンみたく引き伸ばしてダブダブにするという曲もあり、それが素晴らしい。その後のミニストリーなんかには聴くことができない、ダブ処理の効いたメタル・パーカッション連打のEBMでヘヴン状態に。ミニストリーの1stの後半のミキシングをセイバーズ時代のウェザウォールに頼んだらという趣。クソカッコいい。
ライブ盤ながらスタジオアルバム2ndとして数えていいのでは?という素晴らしい内容。特に一枚目の2曲目は超名曲だと感じまくってます!オシッ!