動力鉄パイプ - アキバ式FINAL


ハイテクノロジースーサイド、殺(Kill)のプロレタリアート本間率いる(と書いていいものなのかな?)電波系ロックバンドの1st。
殺害塩化ビニールものでこのブログで紹介するとはこのブログの常連読者(いるのか?そんな人間)にはお解かり頂けると思うけど、インダストリアルっす。QP-CRAZYの1stを思い起こさせるようなメタルパーカッションがキンキン鳴ってる。
QP-CRAZYを聴いた時も思ったけど、Revolting Cocks(以下:リヴコ)っぽいな〜って。リヴコはミニストリーの別プロジェクトでフィニトライブやFront 242のメンバーがいたりしてインダストリアル界のスーパーグループ(笑い)だったりするけど、ミニストリーが割りと真面目だが暗かったり無機質だったり機械的だったりでサイバーパンクや不健康な印象を全面的に出すが、リヴコでは主に笑いだったり猥雑さが重要だったりする(ライブにはストリッパーが登場したりしたらしい)。その他で大きく異なるのがエレクトロニック・ボディ・ミュージックだったりする。ミニストリーは3rd以降ハードコア・パンクやメタル性を追求していくが、リヴコではミニストリーの2枚目を引き継いだインダストリアル/EBM的作品を作り続けていく。それとファンキー。よくリヴコを指してデジタル・ファンキーと呼ぶ向きがいるが、そう呼んでしまうのはEBMにおけるダンス音楽に焦点あてたせいだと思っている。特に3枚目なんてメタルを取り入れているけど、やっぱりエレボディにしか聴こえず、結果メタルとファンキーEBMを上手く融合させた傑作だと個人的に思う。
なんでこんなことを書いたのかというと、このアルバムはリヴコの3rdだ!と思っているから。メタルとふぁんきーエレボディの融合が再び。数々のオタク的ワードとエレボディ(またはメタル・ジャンク)音が猥雑な模様を描く。リヴコを日本語に翻訳するとこういうバンドになるのかもしれないと思った。
エロゲーをヤリながら聴くには最適のBGM。超お薦め。フジヤマという日本のインディーズだけを扱っているレコード店に置いてあると思うので(てか自分はそこで買った)、興味がある方は是非!