Neon Judgement - Insult

Insult

Insult

ベルギーEBM系デュオの5th。
この前ツイッターで、Wax Trax!から出ているバンドのジャケを貼ったらナルトが来まして、その際に交わしたことが普段感じていたんだけれど、言語化していなかった、またはできなかった物が自分でも言葉にして実感というか体感した。
初期はジョイ・ディヴィジョンを引き継ぐような形のコールドウェイヴとも言えるポスト・パンクを作っていた2人組み。1988年にはEBMの記念碑であるコンピレーション「This is Electronic Body Music」に提供する。(既に前述のコンピからだが)しかし作を重ねるごとにブルースやカントリー音楽の味が出てきて、ほんと欧州の民(ユーチューブにあるドキュメンタリー動画を観れば解るが彼らは英語を話していない)なのにどんどんカウボーイハットが似合ってしまう音楽に。
で、はて?なんでこれが件のコンピに収録されたり、当時Wax Trax!と提携していると思ってもいいんじゃないかの欧州地区をしきるベルジャンEBMレーベル「Play It Again Sam」から出ていたのか?と聴いた当時(今から2年前w)は思ったんだが、(冒頭に戻るが)ナルトを介して解りました。つまりエレトロニック・ボディ・ミュージックとはテクノロジーを駆使した「カントリー」音楽なのだと。でハンバーガーというwうん、これは自分でも解ったよ。素晴らしくてこれからは80年代末から90年代初期のエレボディをハンバーガーと呼びたい、いや呼ぶ。
でも当時でもこのバンドの扱いには困っていたみたいだね、ライナーにも「いわゆる「エレトロニック・ボディ・ミュージック」のイメージ通りの演奏は⑧⑫ぐらいしかない」」と書いてある。しかしあのやり取りを経た今では「これはハンバーガーだと」自分は胸を張って言える。
気になる向きはユニオンの一枚300円コーナーやブックオフの500円以下コーナーを探してみよう。よく見つかるよ!お薦め。