Lard – The Last Temptation Of Reid

Last Temptation of Reid

Last Temptation of Reid

Dead KennedysのJello Biafra、ミニストリーのアル、ポール・ベイカー、リヴォルティング・コックスやナイン・インチ・ネイルズ等でドラムを叩いてたJeff Wardから成るコラボユニットの1st。
USハードコアとインダストリアル/EBMの融合。USハードコアに関しては全く詳しくないので言及出来ないけど、この凄まじいノリにはそのハードコアが輸血されていることが自分にも解る。というか1000 Homo DJsの再来。あのコラボにもビアフラが参加していたが、ハードコア・インダストリアル・ビートと呼びたい程に素晴らしかった。このラードも全くそれだ。疾走感あるビートがビシバシと身体に来る。
この頃のミニストリーFugazi及びMinor ThreatのIan MacKayeとのPailheadがあったがそれはキリング・ジョークのコピーバンド……基、ポジティヴ・パンクを彼ら流に味付けした佳作だった。しかし、このラードは(自分が知らないだけかもしれないが)全く参照元が聴こえないし当時他のインダストリアル・ビート、EBM勢からも全く聴こえてこないオリジナル過ぎる音。また今なお聴いてもこういう音を出すバンドを自分は知らなかったりする。
USハードコアとインダストリアル/EBMが交差する時……。ハーコー!ちょうお薦め。