Spetsnaz - For Generations To Come

For Generations To Come by Spetsnaz

For Generations To Come by Spetsnaz

ソビエト連邦……もといロシアの特殊部隊……もといスウェーデンEBMデュオの4th。
昨日のエントリでEBMはトランス、インメタ、オルタナに吸収された、と書いたがその後にも(というかその最中にも)ジオンの残党の如くEBMを貫いている連中も少なからずおり、米国ではクレオパトラ、欧州ではZoth Ommog、オフ・ビートらのレーベルが1990年代を亘ってそれら残党を支援した。
しかし、それらのレーベルも2000年を迎えると徐々にフェードアウトしていく。が、折からの1980年代ニューウェイヴ・リバイバルにより、どさくさまぎれといった趣で始まった「オールドスクールEBM」というジャンル名で復活を遂げる。また米国ではメトロポリス、欧州ではアルファ・マトリックスらが前述したレーベルを引き継いでいった。
このSpetsnazはその「どさくさまぎれ」のオールドスクールEBMの先鋒となった二人組である。もろニッツアー・エブ、DAF、初期ディー・クルップスを思わす様なエレクトロ・ハンマービートにうねるシンセベース、だみ声でシャウトするヴォーカル。そのどれもがまぎれもない「エレクトロニック・ボディ・ミュージック」であり、リアルタイムを知る世代は懐かしく、(自分の様に)リアルタイムを知らない世代には新鮮な音楽として迎えられた。
このアルバムはもう四枚目になるが、相変わらずのエレボディ。汗を垂らしながらハンマーを叩きつけるさま、これまた汗を垂らしながら叫ぶさま、バックで爆音で流れるシンセベースしか脳裏に浮かばないアルバム。
ぼ、ボディィィィィ~~~~ッッッ!!!以上!