Belfegore - Belfegore
- アーティスト: Belfegore
- 出版社/メーカー: Real Gone Music
- 発売日: 2013/10/29
- メディア: CD
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昨日のエントリで思い出したコニー・プランクEBM仕事の一つベルフェゴーレのナイスリマスタ盤を紹介。なので勿論Pちゃんとミックスはコニー・プランク。しかも全面的にPとミックス。
あのEBMの始祖Deutsch Amerikanische Freundschaft、それに続く形でトミー・シュタンプを手掛けていたコニー・プランクはそれ以外でもユーリズミックス、ウルトラヴォックスといったUKのメジャーどころのバンドも手掛けていた。あとキリング・ジョークとか。
しかし、前者が割と好きなようにやっていた様に聴こえるのに対して後者はガチガチな仕事している様に聴こえた。このベルフェゴーレは前者と後者の境目にあるような音だろうか。冒頭のシンセベースとハンマービート、その上のサイケなギターリフが疾走する曲は一聴すると抜けのイイ、メジャー感があるハード・ロックンロールだが、もう一聴きするとハンマー・ビートとシンセベースの鳴りがDAFのそれにしか聴こえないという。
前述したように1980年代前半にキリング・ジョークのP仕事をしたコニー・プランクだったが、バンド、Pとの噛み合わせが悪く、終始消化不良を起こしていた。しかし、このアルバムではバンド、P双方で上手く噛み合っている。ゴシック・ロック(またはポジティヴ・パンク)とDAFが高いクオリティで融合している。コワルスキーといい本国のアーティストやバンドのPはメジャーでもイイ仕事をしているコニー・プランクは。
キリング・ジョークとDeutsch Amerikanische Freundschaftの融合。1990年代のインダストリアル・ロックのひな型が此処に……。