STG - No Longer Human

No Longer Human

No Longer Human

アメリカのインダストリアル系ロックバンドの1st。
ドイツのインダストリアル・ロック、エレボディ系レーベルZoth Ommogのコンピに参加していたバンドで、その熱く歌い上げるディー・クルップス系のドイツ的エレボディスタイルが気に入ったのですが、アルバムを出していたよう。しかも邦盤!
日本のライターが書いた解説文にはミニストリーナイン・インチ・ネイルズらと同バンドを比較しているが、前述した通りディー・クルップス系のそれ。ハンマー・エレクトロニック・ビートの上を直線的なギターやうねるシンセベースが疾走し、熱きシャウトが横溢しているメタル・ボディ!
……が、9曲目が何故か初期コントロールド・ブリーディングなハーシュなパワーエレクトロニクスになっていて(後半はデス・イン・ジューンな暗黒ネオ・フォークに……)、コンピだったのか?と思うけど、同バンド。もしかして、本来はこういう音を演りたかったのかな。
アメリカのインダストリアル系ロックバンドにしては珍しく独EBMスタイルが濃い。ディー・クルップスの「Ⅱ」、「Ⅲ」が好きな向きは買ってみると面白いかも。