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C-Tec - Darker

Darker

Darker

Front 242のジャン・リュック(ラック?)・ディマイヤーとCubanateのマーク・ヒール、Crisis N.T.I.のGed Denton(なんて読むのか分からん)から成るスーパーグループ(笑い)の1st。
90年代のフロント242のアルバムは(当時流行りの)インダストリアル・メタルを取り入れたものの、世間的には「ボディともメタルともつかないなんとも中途半端な出来」と評され、その評価を受けたのかは知らないが原点回帰なライブアルバムを出してフェードアウト。出身レーベルのWax Trax!が倒産して(というかメジャーのTVTに買い取られた)メジャーのソニーに移ったが、
05:22:09:12 Off」、「06-21-03-11 Up Evil」以降はソニーから出していないので、契約を打ち切られたものと見る。まぁ多分売れなかったんだと思うんだけど、フロント242は00年代に入るまでライブアルバム以外は一枚も出せなかったんだから、それも合わせての打ち切りだと考える。
と長々と書いたけど、何を印象付けたいのかというと、このアルバムを聴くと、前書きで書いた低調ぶりが「……という夢を見ていたんだ」と思うほどの傑作。フロントの方では流行に遅れをとったけど(だけどそれが強烈な個性を出していて自分はあの2枚のアルバムが大好きだ)、このスーパーグループ(笑い)ではFLAにもフィア・ファクトリー、そしてNINにも作れない、ちょうサイバーパンク的インダストリアル・メタルを奏でる。これはCubanateのマークに寄る部分が大きいでしょう。この頃のCubanateを聴くとディ・クルップスを思わせる熱いエレクトロニック・ボディ・メタルとトランスを合わせた正に「90年代のインダストリアル」だったんだから。そこに「生まれついてのサイバーパンク」ことジャン・リュック・ディマイヤーが加わるのだから自分の頭の中には「鬼に金棒」という言葉しか生まない。
サイバーパンク、インダストリアル、EBMに興味がある者、このアルバムを聴きなさい」とは涼宮ハルヒ談。お薦め。