川田まみ - SAVIA

SAVIA (通常盤)

SAVIA (通常盤)

2nd。
MELLのときに書いたがトランス畑の人間がロックを作るとEBM、インダストリアル・ロックになると。でもこのアルバムはちょっと違ってて(ボディな曲もあるにはあるが)シンセ・ポップ、インダストリアル・メタル&ロックな音が多め。MELL嬢のアルバムがマニアックでダークだったのに対して、このアルバムはポップというか、万人受けするようなメロディが満載。インダストリアル・ロック界のアーティストで比較するとStabbing WestwardとGravity Killsぐらい違うといえば分かる人は分かるでしょうか。前者がマニアックでダーク、後者が万人受けうるようなポップなインダストリアル・ロック。
打ち込みビート(含む生ドラム)の上をヘヴィなギターとまみ嬢のこぶしの効いた力強いヴォーカルが疾走するインダストリアル・ロックナンバーから、四つ打ちビートにポップで哀愁漂うシンセ・メロディとヴォーカルが絡むシンセ・ポップな曲、トランシーなエレボディ・ビートの上をちょっとセンチなシンセとピアノ、そして力強いヴォーカルが疾走するEBMな曲等など、どの曲も良いが、このアルバムを代表する曲はなんといっても2曲目だろう。この曲をTV(灼眼のシャナⅡ)で聴いた時は本当に興奮した。KMFDMが日本人ヴォーカリストをフューチャーして作ったかと思わせるようなインダストリアル・メタルで驚いたと同時に「これがI’veの作曲力!!」とガッツ談。
アニメ好きだろうがなんだろうがインダストリアル・メタル、シンセ・ポップ、EBM好きは買え。