KOTOKO - 硝子の靡風

硝子の靡風

硝子の靡風

2nd。
今作は作曲KOTOKOの曲が若干減り、I’veの面子が作曲が増え、1曲だけだがアニメタイアップの曲もある。ということは前作より散漫な印象を受けるかと思う向きもいるが、自分が聴いた限りでは(散漫な印象は受けず)以外にまとまっている(まあ多少散漫であるのは事実だが)。アニメタイアップ曲の素晴らしさは言わずもがなだが、KOTOKO作曲の曲も前作よりレベルアップしているというか、1stとは違った趣を体している。どう違っているのかというと、前作ではちょっと縮こまって密室的な感じだったが、今作ではそれ(縮こまった密室的な曲)がなく開放感に満ち溢れているのである(これは歌詞の内容からは見ていない)。これは心境的な変化なのか、それとも前作で稼いだ経験値からなのか、(自分には)分からない。
また前作より打ち込み、シンセの比重が増え楽曲もトランス調の曲が増え、ブレイクビーツ調の曲もあったりする。特にブレイクビーツ調の曲は高速ブレイクビーツの上をトランシーなシンセとヘヴィなギターとKOTOKO嬢の芯の通ったヴォーカルが疾走し、なんというか自分がDJで(この曲を)かけるならば後期Pitchshifterの前後にかけたくなるような曲で素晴らしい。