Vivenza - Modes Reels Collectifs

Modes Reels Collectifs

Modes Reels Collectifs

フランスのインダストリアルアーティストの3rd。
ひたすら金属殴打音がカンカン鳴っている1曲目、周りの環境音と鉄片を叩いている音が続く2曲目。以上!で終わっちゃダメかwじゃあもうちょっと続くのじゃ。
話は変わるようで変わらないのだけど、こういう所謂環境音的なインダストリアルを聴いてると、こんなCD買わずに工場に行って聴いてくれば?という向きがいる。(マーク・パンサー風に)それは違うよ!マルチ商法じゃないよ!(あれw)自分は小学校+中学校合わせて7年間ピアノをやっていた(だけど譜面が全く読めない)所為かやっぱり音楽的なものを好む。だから音楽的ではない(もっと厳密に言えば音楽的素養のない)垂れ流しノイズには耳がいかない。このエントリで紹介しているCDもそうだ。一見音楽を無視しているようで無視していない。ちゃんと始まりと終わりがあり(音楽的なといえばいいのだろうか?自分はそんなに教育を受けてきたわけではないが)物語になっている。録ってきた音をスタジオで加工してオーディオで聴くことを可能としている。そんなものが自分は好きだ。だから金属音の鳴りには厳しいぞ(何様?)。ちゃんとカキィーンていう音が(言葉にすると伝わらないな)聴こえてこないと。理想的な金属の鳴りの例は80年代のノイバウテンとフィータス。テスト・デプトもいいけど作品によっては鳴りが心地よいかつ面白くないのもあるので必ず試聴。
環境音的な金属殴打音がひたすらに続く本作はインダストリアルを聴く向きにも厳しい。だがよくよく聴いているとストーリーが見えてくる。そこが自分にはサイコーです。勿論(自分と同じであろう)金属殴打音マニアには多くを語りません。買え。