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Circle of Dust - Brainchild

Brainchild (Pre-Celldweller Klay Scott)

Brainchild (Pre-Celldweller Klay Scott)

現在、Celldwellerなるバンド(かな?)で活躍しているクレイトン兄貴率いるUSインダストリアル系バンドの2nd。
90年代前半のインダストリアル・メタルブームはミニストリー、KMFDMらのバンドが作ったシーンではあるが例のインダス本で(後続のバンドの音は)「腐ったもの多し」と書かれていたが、このシーンをリアルタイムで追うことが出来なかった自分には(当時はまだ小学生になったばかり。そんな歳でこんなの聴いてたらヤバいっしょ)腐っているどころか新鮮に光輝いている。確かにミニストリーやNINが米国他で数百万枚単位で売れたからその影響で物真似みたいな音が腐るほど多くて、ほんとに「腐ったもの多し」とも言いたくなるが、しかしその売れた分に匹敵するとんでもない音源もまた存在する。
本エントリで紹介するアルバムもまたその「とんでもない音源」の範疇に収まる音源だと思っている。少し聴いただけではミニストリー風インダストリアル・スラッシュ・メタルだと多くの向きが感じるはず。しかし聴き進むにつれ前作で魅せた緊張感を演出する不穏なヴォイスサンプルや暗黒ゴシックなデジタル・リフが聴こえてくる。しかも緊張感を持ちながらも陶酔や酩酊感をもはらむ。後のCelldwellerにしてもそうだけど、クレイトン兄貴はトランスをインダストリアル及びメタルに落としこむのが凄く上手い。クレイトン兄貴&弟子のBlue Stahliがゲーム業界から引っ張りだこという事実も頷ける。
後半に進むにつれ暗黒ゴシックかつトランシーなインダストリアル・メタルが増えるがレイヴ文化というものが存在しなかった米国ではどう受け止められたかは知らないが、この陶酔感と不穏極まりないスリリングさは貴重だと思った。お薦め。
ちなみに自分が持っているのは2005年に1000枚限定で再発されたCDです。ユニオン御茶ノ水へヴィ・メタル館の在庫処分セールで手に入れました。あはは。泣いてないよ。なのでこのブログの廃人読者どもも頑張れは入手できると思うよ!