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Suicide - A Way Of Life

Way of Life (+Bonus CD)

Way of Life (+Bonus CD)

アメリカのシンセ・パンクデュオの2nd。
この日本語で「自殺」を指すバンドは方々で語られている程の伝説的な人達なのですが、このブログで取り上げるということは……。まぁぶっちゃけると相当後続…しかもエレボディやビート・インダストリアル系に影響を与えているのですわ。てかほとんどのバンドやアーティストが影響されてるし影響が無いバンドなんていないのでは?という暴言を吐いても良い位。
このアルバムは1970年代末期にアルバムやシングルを出しったきり正に「沈黙」(間にライヴ盤があったりするけど)していた彼らが、1980年代後半の所謂「エレクトロニック・ボディ・ミュージック」の台頭により、どうやら引っ張り出された模様。こういう引っ張り出されて祭り上げられた結果、(当人たちが勘違いをして)つまらない音を出してフェードアウトするのが「リバイバル・ヒット」という言葉が持つ悲しみを味あわせてくれるが、この二人にはその慣わしには乗らなかった模様。元々確固とした音を持っていただけに「ハイプ」とは無縁だったのかもしれない。
1970年代末期の音と同様、どんよりとケイオスな音像……ダーク・エレクトロニック・サイケデリックとも呼びたいようなメロディ。そこにパンキッシュで性急かつチープなエレクトロニック・ビートをアラン・ヴェガのシャウトが時に斬り込み、時にどんよりとダウナーな雰囲気を醸し出している。特に哀愁と陶酔感がある2曲目は彼らの代表曲「Dream Baby Dream」に負けず劣らずだ。
自分が持っている盤は2005年にMUTEのサブレーベル「Blast First」から出ていたリマスタ盤+ライヴ盤の二枚組(オリジナルはあの米国EBM系レーベル「Wax Trax! Records」から1988年に出ている)。本エントリではライヴ盤の紹介文は書かないが、いつかそれも書きたいと思う。
フィータス、DAF、そしてあらゆるEBM、ビート系インダストリアルの原点が此処にある。今挙げたアーティスト、ジャンルが好きな向きは聴いておいて損は無いだろう。アラン・ヴェガが鬼籍に入ってしまったのは残念でならないが……。
お薦め。買え!以上!