Twitch The Ripper - Bodiless

Bodiless

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アメリカのシンセ・ポップデュオの1st。
オレはいつだって中期Depeche Modeのような哀愁シンセ・ポップを探している。最近のDepecheもいいけど、やっぱり80年代後半から90年代初頭のようなちょっと屈折してて大人になりきれなくて、キラキラ耽美かつ哀愁漂うシンセ・ポップが好きなんだ(最近のModeは大人過ぎる)。
とそんなとこに現れたのがこの2人のデビューアルバム。前述した中期Depecheな必死に背伸びしていると同時にどこか子供っぽさを隠し切れない哀愁シンセ・ポップ。アメリカとはいえ北欧辺りのエレクトロニカを感じさせる繊細な音使いがポップスに回帰した80年代後半のDepeche(「Music for the Masses」が最も近い)と同期する。
(またまた)中期Depecheなくっきりはっきりとした打ち込みビートと、哀愁キラキラ酩酊するシンセ、マーティン・ゴアとデイヴ・ガーンの中間をいったりきたりする中性的なヴォーカルが北欧エレクトロニカ風にしっとり歌い上げる。
De/Vision、Meshと並んでポスト80'sDepeche Modeデュオが現れた。哀愁好きは聴かんといかんでしょう!