//TENSE// - Memory

メモリー(Memory)

メモリー(Memory)

アメリカのボディデュオの1st。
久しぶりに日本盤を買ったwでもいいですね。この手の音楽って中々(というか殆ど)日本盤は出さないから。まぁウィッチハウス*1関連のレーベルから出ているので出したモヨリ。
ライナーによるとキャバレー・ヴォルテール(以下キャブス)好きなそうで、このアルバムもキャブスっぽいです。といっても最も尖がってたノイズ時代のキャブスではなく、フールズメイトに裏切り者扱いを受けていた80年代中期から後期にかけてのキャブス。その頃のキャブスは時代の三歩先を歩くボディ・ミュージックだった。だが受け入れられず正統な評価を受け入れられなかったようだ。売り上げ的にも厳しくメジャーから切られている(キャブスの2人は「(レーベルが)僕達にペット・ショップ・ボーイズになることを期待していた」と語っていた)。
だがようやく日の目を見ることになったようだ。まるで「Crackdown」から「Code」までのキャブスを再現していて、こんなバンドがアメリカからという驚き。80年代のキャブスがそうであったようにひんやりとしたボディ・ミュージックが全編に亘って続く。でも手数は多くないとこがキャブスとちがうところ。まぁ1stだしね。今後に期待します。
全体的に80年代のキャブスの説明が大半をしめたので80年代キャブスのステマか?という紹介文になってしまったwまぁそれだけこのアルバムがシンクロしているというか、コピーバンドかよといったとこ。でももしかしたらこれが火付けとなって80年代キャブスのリマスター盤がでるかもといった電波が送られてきたので十分です。お薦め。

*1:ちなみにこのジャンルはhttp://www.lovebuzz.jpn.com/archive/?p=1015で説明ありました。