Die Krupps - Metall Maschinen Musik

Metalle Maschinen Musik

Metalle Maschinen Musik

1981年から1991年までの音源をまとめたコンピレーションアルバム。
本当は「Too Much History」を紹介しようと思ったんだけど、あれは新録なので見送り。今回はオールドスクールEBM/インダストリアルを紹介したいので(あれも一応オールドスクールなのだが)。
彼らの曲を初めて聴いたのは卓球さんがラジオのDJ MIX番組でかけてた「The Machineries of Joy」だろうか。当時は男臭いエレクトロ・ディスコだなぁとしか感じなかったが(Bronski Beatの曲だと思っていた)、シンセベースと鉄の音が妙に耳に残った。
完全に今のオールドスクールEBM勢に影響を与えているボディ。「The Machineries of Joy」はNitzer Ebbとの共作で完全なるEBMだが、それ以前の曲も前述したとおり、ボディ。特に3rdアルバム(1985年)の音でもう80年代後半のEBMスタイルが完成していて、当時はどう聴かれていたのだろうかと考えさせてくれる出来映え。でもちょっと80年代前半の曲は稚拙でちょっとつらい物がありますな(鉄の連打は最高なんですが)。とにかく3rd(リマスター求む!)、Nitzer Ebbとの共作「The Machineries of Joy」、1990年の「Germaniac」は今のオールドスクールEBMを理解する上で最良の曲。
前述したとおり昨今のオールドスクールEBMを理解するのに最適なコンピ、(持ってないなら)買いなさい。