ニュービート の検索結果:

Taste of Sugar - "Tuut..!"

…ログを見るベルギーのニュービートグループの1st。 ニュービートについてはこのブログでも何回か取り上げてきたので省略したい。 しかしながらこのアルバム、ビート・インダストリアル、EBMからの派生にしては割とアシッドハウス寄り。曲調も明るいものが多く、シカゴやニューヨーク産のポップス寄りのハウスの影響がモロ。そこへアタタック的なユーモア(つまるところデア・プラン的な)が加味されている。 このニュービートのアシッドハウスの影響による側面は割と大きく、人によっては欧州産(またはベル…

Ax - Gorge Electro DX

…ックやその派生であるニュービートへと引き継がれる。しかし、全く別の派生もありそれが「リズミック・ノイズ」だ。 例のインダス本こと「INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE」にあるテクノイズ紹介頁を読むとどうやら1990年代半ばから目立ったレーベルが立ち上がってきたよう。アント禅、ハンズ、ダフトらが中心のもよう。そしてこれらのレーベルから出てきていた音こそ本エントリで紹介するCDに近い。コンバーター、シナップスケープ(と読めばいいのだろうかね…

The Cassandra Complex - Cyberpunx

…んっ!」。ベルギーのニュービート、2nd辺りのミニストリー、そしてフロント242を参照しているのが聴けるが、暗黒ニューウェイヴのゴスがしっかりと入ってくる。そしてそれはニュービートの開祖と呼ばれているア・スプリット・セカンドの音に近い。あのバンドもポジティヴ・パンク色が強くジョイ・ディヴィジョン、ゲイリー・ニューマンにフロント242を足したような音だった。 同系統のネオン・ジャッジメントがカントリーやブルースへと傾倒していったのとは正反対によりエレクトロニクス・ボディに傾いた…

The Cassandra Complex – Sex & Death

…しながらもポジパンと紐づけることに成功している。またEBMからのニュービートからのトランスまでも取り入れている。同じ時期にインダストリアル・メタルにトランスを取り込んでいたUKのCubanateが居たが、このアルバムはシスターズ・オヴ・マーシーな点が異なる。 暗黒ニューウェイヴをそのままにトランスと融合させることが出来たのはそのトランスの原点であったEBM総本山ながらポジパンなバンドも居た「Play It Again Sam Records」所属たる所以かもしれない。お薦め。

Bigod 20 – Supercute

…レーベルを世話したり、コンピを企画していたEBMシーンにおいて最重要人物。よくトランス、サイケデリック・トランス、ゴア・トランスのルーツがEBMにあるという言説はこのTalla 2XLCの業績から来ているのでは?と個人的に思っている。だってEBM/ニュービートからトランスへの橋渡しを見事にしたのだから。 このレーベル初期のEBMライクなニュービートを感じることが出来ると同時にトランスへの橋渡しも感じることができる佳作。フロント242とポール・ヴァン・ダイクが交差するとき……。

Leather Strip – Science For The Satanic Citizen

…そこからちょっと前のニュービートが加味されている。この作品を出しているのがZoth Ommogというレーベルだが、このレーベルは主にその「ニュービート」を多く輩出していた。が、この「ニュービート」は1990年代に入るとトランスと呼ばれるようになり、多くのレーベルが「トランス」へと移行する。しかしZoth Ommogはテクノやらトランスへと走ることが無く、米国を追従するようなインダストリアル・メタル、そして本エントリで紹介するような音源を1990年代に亘って出している。だからこ…

V.A. – Aktion Mekanik

…幾つかのレーベル同様ニュービートからテクノへと移行したようで、自分がリアルタイムで聴いてた頃はジャスティン・ヴェルクヴォイ、グリーン・ヴェルヴェット、パコウとかのハード・テクノが強いレーベルというイメージを持っていた。でも2000年代中盤からハードテクノが下火になって来て(シュランツへと移行した模様。当時は全く知らなかった。嗚呼!)ミニマル・ハウスとかのBPMがハウス並でメロウでお洒落な音が台頭し始めてテクノ自体に興味を失っていった。エレクトロ・クラッシュやハウスも好きだった…

Noise Control – My Fight

…いです。 というのもニュービートだから。ニュービートについては何回かこのブログでも書いているので本エントリでは省略するが、本エントリしか読まないならEBMとほぼ等しいで良い。本エントリで印象付けたいのが、このレーベルとこの音源をリアルタイムで出していたレーベルとその周辺のレーベルのこと。 先ずInfacted Recordingsから書くとこのレーベルは2003年に始まって現在進行形のEBM(ダークエレクトロやフューチャー・ポップ)をアルファ・マトリックスと同じく欧州EBMを…

Severed Heads – Come Visit The Big Bigot With Dead Eyes Opened

…のEBMにも影響を与えていた頃のキャバレー・ヴォルテールと牧歌的シンセ・ポップスのデア・プランを足したような音。ひんやりとした質感を持ちながらもどこか弛緩していて牧歌的。同じような音を挙げるならSPKのレーベルことサイドエフェクト、Wax Trax!からもリリースしていたGreater Than Oneやニュービートの開祖ことA Split Secondに似ている。 妙な雰囲気持ったおきらくごきらくサイケデリアが全編に亘って続いて行く。キャブスとアタタックが交差するとき……。

Yeht Mae – 1000 Veins

…そこからの分派であるニュービートからのハードコア(テクノ)とトランス、そしてインダストリアル・メタルが台頭していった。前者は欧州と日本、後者は米国の音楽シーンを牽引していた。特に前者のハードコアはここ日本ではデス・テクノやジュリアナ・テクノと呼ばれて人気を博していた。 が、しかしインダストリアルやEBMが絶滅したというわけでもなく、留まり続けているバンド達もまたいて、それが本エントリで紹介する音源。とはいえメタルやトランスな雰囲気も見られて混沌としている。でも大きな部分ではス…

Noise Box – Monkey Ass

…た欧州の生き残り組、ニュービートからトランスへと移らず、確固たるインダストリアル/EBMレーベルを貫いたドイツの「Zoth Ommog」、同じくドイツで共闘していた「Off Beat」らの音源をライセンスリリースするなどもしていた。なのでWax Trax!亡き後を埋める役割と見た方がいいだろう。まぁ正しく書くとWax Trax!は無くなった訳ではないが……。インダストリアル/EBMとしてのレーベルとして亡くなった感じ。それでもKMFDMがいたりして孤軍奮闘していた模様。 しか…

Aircrash Bureau – Exhibition

…ントリに引き続いて「ニュービート」。レーベルも1980年代後半にその手の音を積極的に出していた「Zoth Ommog」。しかし当時の「Zoth Ommog」内でも比較的EBM色が強くトランシーな調べに加えてハードロック的展開をも魅せる。ニッツアー・エブとフロント242の間は?と問われたならこのグループを挙げてしまう……そんなトランス・ボディ・ミュージックと呼びたくなってしまう趣が横溢している。特にコンピタイトルにもなっている「Exhibition (A.B. Remix)」は…

Signal Aout 42 – Contrast

…うな所謂ベルジャンのニュービート。しかもフロント242タイプの。 先ずこの「ニュービート」というジャンルを説明すると1980年代後半に台頭していたEBMをより重く、ダンサブルに、というもので端的に表すとクラブサウンドだ。またEBMがハードロック的展開でBPMが速くなっていく一方でBPMを遅くしていったのがニュービート。あと当時UKで一大ムーブメントとなっていたアシッド・ハウスやちょっと前のイタリア産のエレクトロ・ディスコこと「イタロ・ディスコ」を加味していたりもする。 とはい…

Psychick Warriors Ov Gaia – Psychick Rhythms Vol. 1

…ュージック」または「ニュービート」と呼ばれていた時代だ。しかもレーベルがKKレコーズ。ムスリムガーゼと同じように扱われていたと考えるのが最適だと思える。 ここでムスリムガーゼを挙げたが、このアーティストもまたゴア、サイケ・トランスの祖とするのが正しい音源を既に1980年代半ばより作り上げていた一人で、他にも23 Skidoo、エスプレンダー・ゲオメトリコ(の一部)、アンビエント寄りだがヴァジリスクなども挙げることが出来るだろう。 後のサイケデリック・トランス、ゴア、果てはハー…

A Split - Second – Ballistic Statues

…されるバンド。でそのニュービートって何なんよ?と問われれば、知らんwぶっちゃけEBMと大差ないよ自分的にはね。まぁ作り手の思想と点では違っててフロント242の人達とかこのジャンルには冷笑的で商業的だとか幻想だとかディスコ音楽だとか語ってます。で一方のニュービートはフロント242を指して詰めが甘いと批判していたりするw このことからEBMはロック寄りでニュービートはダンスフロア寄りというのが解ったりする。これが実は大きな分水嶺で前者がオルタナ、メタルに行ったり、後者がトランスへ…

Artefakto – Des-Construccion

…ら、ベルギー周辺かつニュービートの残党だと思ってたのだよね。このレーベル1980年代後半はニュービートを多く出していてドイツ、ベルギー周辺に存在していたその他大勢だったのだが、1990年代に入るとR&Sのようにテクノレーベルにはならず、インダストリアル・メタルやダーク・エレクトロを出したりしてベルギーのPIASを引き継いで1990年代のインダストリアルを表わしていた。 調べてメヒコだって知った時は「ああ、確かに」ってなったけど、ベルジャンのニュービートの方がイメージとして強く…

Klinik – Time + Plague

…、そこはベルジャン、ニュービートを思わすトランシーな上物にスキニーっぽいダークなメロディを融合させるという面白き代物がここに……。ほぼ聴き取り不可能なディストーションヴォイスもいい。スキニー・パピーとフロント242の間には何がある?と問われればこのアルバムを挙げたくなるくらいだ。もうこの時期(1991年)は大分EBMが下火で所謂インダストリアル・メタルが台頭し始める時期で、この手のジャンルはトランスに取り込まれていくのだが、そんな時代から取り残されたようなEBM具合がいい………

Lassigue Bendthaus – Matter

…ーズから出てたようなニュービート、ヴァミト・二グロ、あとニュー・ゾーンからのニュービートを思い起こさせる。ダークかつインダストリアルでトランシー……。初期のジャーマン・トランスやサイケデリック・トランスに受け継がれるものだ。実際このアルバムの幾つかは既にジャーマン・トランスとしか聴こえないものもある。アトム・ハートだしね。そういうことからも作り手側の遷移をも見ることが出来る貴重なサンプルだと思った。 あと個人的な感想を述べるとEBMを聴くようになってからジャーマン・トランス、…

Cat Rapes Dog – God, Guns & Gasoline

…ダストリアル色が強いニュービートにも近い。レーベルで言うとニューゾーンとかZoth Ommongとかの。このレーベルにはヴァミト・二グロとか日本は札幌の2ndコミュニケーションがいるが、それらを含めて一括りにしたいと思った。 それで思い出したけどベルギーのニュービート、EBM系のレーベルから日本人のバンドがライセンスリリースされてたりする。2ndコミュニケーションもそうだけど、アントラー・サブウェイからDRPの1stが出てたりする。1990年代にR&Sとかからケン・イシイが出…

V.A. ‎– Technopolis

cd

…w Zoneから成るニュービートコンピ。 1980年代後半から所謂EBMが隆盛していたわけだが、そこからの派生ジャンルとしてこの「ニュービート」もまた隆盛していたモヨリ。このコンピは両レーベルのベスト曲を集めたもののようで、冒頭からクラフトワークネタでトランシーに魅せていく。このニュービートは後にトランス、果てはサイケデリック・トランスに発展していくが、ニュービートはEBMからの派生であることが解るようにインダストリアル色が濃い。酩酊すると同時にインダストリアルな機械感が同居…

Pig - Praise the Lard

cd

…混じっている。あとはニュービートとかのトランスっぽい感じ。 ここまで書いて思い出したけど、1990年代後半に「ビッグ・ビート」が出てきた時、ミート・ビート・マニフェストとかを「オリジネイター」として祭り上げていた。けど、今考えてもアレは違う、としか思えない。なんで本エントリでその話題を挙げるのかというと、割と同系統な音……、構築具合が似ているというか。レネゲイド・サウンドウェイヴとかに近いよねPIGは。端的に表すと「ミクスチャー・ロック」になるのかも。違うって言えるのは自分が…

Robotiko Rejekto - Umsturz Jetzt!

cd

…で調べるとジャンルがニュービートだったりするとこもイイ!ですね。Talla 2XLCに限らず、スヴェン・ヴァスなんかも1980年代後半にはニュービート、EBM色のつよい音源を出したりして、本人は言わなかったりするけどトランス界隈にはかなりいる。他にもジュノ・リアクターとかね。エレクトロ系だとMOTORとか。MOTORの人はバクチクの人達と接点があるとか……。ゴア、サイケデリック・トランスの文献とか読むと初期はかなりエレボディやニュービートがかかっていたそうで目を通したりすると…

Leather Strip ‎– Underneath The Laughter

cd

…のをはり、音も同じくニュービート(後にトランスに発展する)がカタログを占めていた。興味ある向き(いるのか?オレ以外に)は主にベルギー、ドイツ、イタリアからの「テクノ」、「ニュービート」という単語が含まれている1980年代後半から1990年代初頭のコンピレーションを買ってみたりするといいのかもしれない。そういうコンピにZoth Ommog、ニューゾーン、先に挙げたSUCK ME PLASMAものが収録されていたりする。ブックオフなんかに結構あったりするので探してみて。オレもブッ…

The Naked Apes ‎– Back To Civilization

cd

…し(たと思いたい)てニュービートからのハードコア・テクノ、果てはトランス、サイケデリック・トランスに成っていった。 が、このバンドは1993年というEBMからニュービートからのハードコアテクノを超えたレイヴやトランスにまで発展が済んだ年に出ている。でもこのアルバムを聴いているとEBM→ニュービート→ハードコア・テクノという流れの中でどっちともつかず、漂っているような……悪く言えば中途半端さを感じる。 また視点を変えると米国におけるEBMのその後の発展にも似ている。オルタナに取…

My Life With The Thrill Kill Kult - I See Good Spirits I See Bad Spirits

cd

…マインド、PIAS、ニュービートなど等ばかりで、それまでのエレクトロやハード・ミニマルが急激に色褪せていった。この頃(2000年代後半)自分はエレクトロ、ハードミニマルを売りまくって、エレボディを買うというサイクルが2年ほど続いたように思う。棚からダフト・パンクの眷属的なエレクトロが消えて変わりにWAX TRAX!、PIAS、クレオパトラ、メトロポリス、Zoth Ommongが収まっていった。 本エントリは別に過去を貶めようとするものではない。10代でハマったエレクトロやハー…

MELL - Entrust ~the name of MELL~

cd

…かしたらエレボディ→ニュービート→サイケデリック・トランスという流れを知っていたのかもしれないという妄想もむくむく湧いてくる。ちなみに2ndはソフトバレエの「愛と平和」から「INCUBATE」みたいな感じでした。なのでエレボディ好きは買う面白いかもしれない。 しかし元々I'veはゲームやアニメ、映画の主題歌や劇伴の提供が主で、そのサントラなりを買わないと聴けないものが多く、レンジを広げないと見えてこない。それはまだ良いほうで、ゲームの曲となると音源自体がCDやデータで出さない…

And One - Anguish

cd

…生ジャンルだが、このニュービートのダーク……いや違うな、妙に持っていかれる感じ、今までみたことが無い様な風景が目を瞑ると見えてくる。アメリカ的でもなくUK的でもない、これがベルギーというなんの(あるジャンルにおいて)音楽的な歴史を持たない国から産まれてくるのは必然なのかもしれない。こういうのを好む自分というのは所謂一般的な「洋楽」とやらは好きではないのだなと実感する。ちなみにニュービートは後にハードコア・テクノ、ジャーマン・トランス、そしてサイケデリック・トランスへと発展して…

Invincible Spirit ‎- Can Sex Be Sin

cd

…アの一部を中心としたニュービートやエレボディの枠に入れるには少々難があったスキニー・パピースタイルの音が90年代以降のインダストリアルでは主流になっていく。シカゴの暗黒アシッド・ハウスと欧州産EBMが交配したニュービート、顔面白塗りポジティヴ・パンクの佇まいやTGに代表されるちょっと危ない香りのするノイズ・インダストリアルを受け継ぐスキニー・パピー。 このアルバムだってそうだ。トランシーでゴスを塗した90年代のエレボディ。フロント242が持っていたクラフトワーク十八番である叙…

X Marks the Pedwalk - Freaks

cd

…系バンドの1st。 ニュービートレーベルがテクノやトランスレーベルに移行する90年代初期。このオリジナル盤のリリース元、ドイツのハンブルグに拠点を持つZoth Ommogも80年代後半はニュービートで(というかドイツのエレクトロ系レーベル全てがニュービートだったらしい。ベルギー以外でも流行っていたんだね)、他のレーベルと足並みを揃えるかと思えば、このZoth Ommogはインダストリアル・メタルやゴス、ニュースクールEBMを目指すことになり、90年代においてクレオパトラ共にイ…

Aesthetische - Powerswitch

cd

…ャーマン・トランス、ニュービートをFront Line Assemblyのようなインダストリアル性及びサイバー・パンクと結びついたという表現が似合う。叙情性、酩酊感、漆黒、サイバーパンク全てが同じ点で交差する。 いやでもしかしEBMを聴くまではトランス自体が大嫌いだったのけれどね。自分が高校生の頃はトランスの連中が代々木公園でゲリラレイヴをやっていて(全盛期、海外の連中からも今ヨヨギコーエンが熱いと言われていたほど)、警察と衝突していたし……。当時はダフト・パンクを始とするフ…