ニュービート の検索結果:

2020年良かったアルバムとかEP

…年代後半のベルジャンニュービート!でインダストリアル色が濃かったニュー・ゾーンやゾース・オムモグを思い起こさせるような音。8thアルバム「Code」の後に出していたら上手くハウスに移行出来ていたのでは?と思えるような。後半になるとダヴっぽくなるのも心地良い。 detritirecords.bandcamp.com イタロEBMアーティストの2ndEP。 以前のエントリでも書いた「Detriti Records」から。このレーベルは旧ユーゴ、東欧のダークウェイヴやEBMを出して…

Cardopusher - New Cult Fear

…ド・ハウス+EBMのニュービートも有りで全編に亘って魅せてくれる。エレボ路線だったころのキャブスや漢三部作の時のDAFのような官能的なトラックもあり飽きさせないのが凄い。まぁ主宰者たるBoysnoizeも聴いてみると非常にEBMテイストが濃いパンキッシュなエレクトロを多く出しているようだ。 このカード売人なるアーティストはMurder Channel Recordsというハードコア・テクノ、ブレイクコア、ガバといった音源を主体に出すレーベルからもリリースしていたようで、その彼…

Off - Organisation For Fun

…地域を含めてEBM、ニュービートのレーベル(ニュー・ゾーン、サック・ミー・プラズマ、Zoth Ommog)が存在しており、当然の帰結だったのかもしれない(近年になっても「(Zoth Ommogを模した)EBM in Frankfurt」なる良さしか感じないフェスが催されていたようだ)。 レザー・ストリップやそのフロントマンのクラウス・ラールセンに代表されるZoth OmmogのダークでハードなEBMまではいかないがゴシックでトランシーなエレボディは後のトランスへの萌芽が見られ…

Nitzer Ebb - Showtime

…ロア向けのジャンル「ニュービート」も現れた。この手のジャンルはフェーズ2に入っていた。そしてこのフェーズ2より、後の(米国を中心とした)オルタナティヴへ行く者たち、よりエレクトロニクスを追求してトランスへと向かう者たちと分かれることになる。 このアルバムはその分水嶺を表わしている。オルタナへの萌芽、トランスへの萌芽、その両方の芽を聴くことが出来るだろう。シングルではリミキサーに後のケミカル・ブラザーズに改名するダスト・ブラザーズの名があったりするのもその分水嶺を表わしていて面…

Leæther Strip - The Rebirth Of Agony

…レーベルと同じようにニュービートものを出していたが、このアーティストは見事にそのノリを引き継いでいる。初期Zoth Ommogは他のレーベルとは違い、アシッド・ハウス色が薄く、EBM直系のハードでインダストリアル色が濃かった。そのニュービートのダークかつゴシカルな音は後のジャーマン・トランスやUKトランスにも引き継がれたが、インダストリアルを強く残している点で初期Zoth Ommogのそれだろう。 しかし、内に沈み込んで行きながらハードコアにも突き進んで行く様な音像はサイケデ…

Kode IV - Silicon Civilisation

… EBMから派生したニュービートが後にトランスへと移行、またEBMから派生したインダストリアル・メタルないしインダストリアル・ロックがオルタナティヴ(ロック)に吸収されたことは幾度かこのブログで書いてきた。 本エントリで紹介するアルバムはその前者のEBM⇒ニュービート⇒トランスへと見事な移行を遂げたユニットによるものだ。 このユニットは1980年代後半から1990年代前半のベルギーに幾つも在ったEBM/ニュービート系のレーベル「KK」から出していて、(このレーベルらしく)1s…

Psychick Warriors Ov Gaia - Ov Biospheres And Sacred Grooves: A Document Ov New Edge Folk Classics

…BMとその派生であるニュービートがトランスの原点だと書いた。で、それは後のサイケデリック・トランス、ゴア・トランスの流れにもなったとも書いた。そして本エントリで紹介する盤は後者のサイケデリック・トランス、ゴアに組するものだ。 このアルバムは一聴きすると、1990年代半ば、または後半に出たものだろうと感じるだろうが、1992年発表のアルバム。しかもレーベルはボディ系。全きオーパーツみたいな音だが、1980年代半ばには既にジュノ・リアクターのベンワトキンスやキリング・ジョークのユ…

Mastertune - No Help!

…目に見える新鮮さは無い替わりにハードの限界の限界まで追求したようなものが多く、それが胸を打つ。具体的なソフトを挙げれば、「聖剣伝説3」だろうか。職人芸ともいえる緻密かつ凝ったドット絵がひたすらに胸を打った。このアルバムもまたその限界性に追求しており、EBMというジャンルでまだできることがないか、という模索の軌跡を聴かせてくれる。 フロント242の黄金期、1980年代末期のインダストリアル寄りのニュービートが好きな向きは買って損は無!時代錯誤を恐れない漢たちの魂の輝きを聴ける!

V.A. - The Sound Of Belgium Vol. 2

…は所謂「ベルジャン・ニュービート」と呼ばれていたものが殆どを占めている。やっとこういったジャンルの見直しも始まったということだろう。 元々ベルギーは1970年代後半からテレックスというエレクトロ・ポップグループが居て、同時期に世界各国から出てきた同じようなバンドやグループともにシーンは栄えていたよう。しかし、その後、この手のジャンルが衰退していって生音指向に戻って行った。 が、ベルギー(とその周辺国)だけはエレクトロニックに拘った音を量産し続けていた。代表的なグループを挙げる…

Yeht Mae - Transmitter

…ogを思い起こさせるニュービートに近い音。ニュービートについてはこのブログで何十回も説明してきたので本エントリでは手短にしたいが、エレボの派生ジャンルでよりダンサブルにしてフロア映えするように変えたものだが、そのダークさゴシカルな雰囲気は後のトランス、更に後のサイケデリック・トランスに繋がって行く。勿論ポップで明るいニュービートトラックも多かった(そちらの方がメインだったと思う)がこのZoth Ommog製のそれはダークでゴシカルなものが圧倒的だった(興味を持った向きは「Te…

Funker Vogt - Thanks For Nothing

…ー・ポップはエレボ、ニュービートを起源としたゴア、サイトランスが再びエレボと結びついたジャンルという認識が個人的にある。一周周ってまた同じ場所に来てしまった、というわけだ。しかし、その音像は以前のそれとは違ってしまっていることは解るだろう。なのでチャラいユーロ・トランスみたいな音も多いが、このエントリの様によりエレボ色を前面に出している硬派なバンドも多い。 霧散してしまったハズのEBMの軌跡が此処に……。ちとトランスが過ぎるが硬派なエレボを求める向き、ジュノ・リアクター辺りの…

Leæther Strip - Double Or Nothing

…は所謂「ベルジャン・ニュービート」と呼ばれていた音源を多く出していたレーベルで、欧州のエレクトロニック・ダンス・ミュージックなレーベルの殆どはその「ニュービートレーベル」だったようだ。 しかし、このレザー・ストリップの初期の音源を聴けば解るように、数多のニュービートレーベルとは異なっていることに気が付く。スキニー・パピーとニッツアー・エブが混ざった様な直線的でノイジーなエレボ。そしてトランシーなメロディ。元々ニュービートはエレボの派生ジャンルではあるが、音を聴けばわかるようト…

Mentallo & The Fixer - Where Angels Fear To Tread

…Ommog。EBM⇒ニュービート⇒トランスの流れを感じざる得ない音。この二人組はアメリカのテキサスなのだけど。 ホント、Zoth Ommogのレーベルカラーに相応しい音で、この人達がアメリカ出身だということが信じられない。インダストリアル色が濃いニュービートがそのままトランスへと移行しなくて、(トランスへの繋がりも感じつつ)ニュービートのまま留まっている、といいますか。レザー・ストリップをジュノ・リアクターがリミックスしたらこうなるだろうな、って趣。 このアルバムは彼ら二人組…

Evils Toy - Organics

…0年代初頭のEBM、ニュービートの主にZoth Ommogのバックカタログからだったが、この音源は「Hypnobeat」という別のレーベルから。しかし、このレーベルもエレボディ系の音源を出してたよう。でも同レーベルのカタログを眺めているとゴス系のProject Pitchforkに加えて、ゴシック・ロックやメタル系のバンドも多数いて、米国にあるレーベル「クレオパトラ」の1990年代の様相に近い。 そういうレーベルカラーを反映したのかは知らないが、このEvils Toyもゴスっ…

Schnitt Acht - Slash And Burn

…やっぱりね。なのでメタリックなギターを多用してますが、ミニストリーのそれとは大きく違っていて、フロント242の6th、7thのメタルギターの比率を多くしたような音になってる。またスキニー・パピーっぽいどろどろとしたメロディも印象的。 元々、ニュービート、EBMを作ってた人がインメタシーンの盛り上がりに対応したような感じ。如何にもメタルっぽい↓のMVもそういう畑違いの人が無理くり演ってるみたいなシュールさがありますね。エレボディ好き、初期NINが好きな向きにもお薦めしたい一枚。

Brigade Werther - Killbeat

…のレーベル)らしく、ニュービートっぽさもあり単なる眷属バンドで終わらない出来になっているのは、カルトクラシッカーシリーズに選ばれることだけはある。 この1980年代後半のZoth Ommogが出していたニュービートは他のアシッド・ハウス色が強いものとは違って、EBM直系のインダストリアルビートものとなっており、そのアシッド・ハウス色が薄いことから、後のゴア、サイケデリック・トランスの直系と見ても良い気がする。まぁ個人的な観点だけどさ。 しかし、このZoth Ommogが後にト…

V.A. - Body Rapture II

…は所謂「ベルジャン・ニュービート」と呼ばれているジャンルを1980年代後半、ドイツやベルギーに雨後の竹の子のように存在していたレーベルと同じく出していた。その後1990年代に入ると多くの「ニュービート」レーベルはトランスやテクノのレーベルへと移行するの(主なレーベルはケン・イシイも居たベルギーのR&S)だけど、このZoth Ommogだけはインダストリアル、メタル的なヘヴィネスさを増してEBMや1990年代のインダストリアル(メタル)へと移行……というより留まった。 このコン…

Kode IV - Insane

…レボディの派生としてニュービートがあったことをこれまでのエントリで書いてきた。しかし、このジャンルについては諸説が幾つかあり錯綜している。が、本エントリではEBM≒ニュービートとしたい。 ニュービートは1980年代後半にベルギー、ドイツ、その周辺国から雨後の竹の子のように出てきた。自分もそれらの音源を集めているが、その殆どが欧州ということで困難を極めている。この日本でも取り扱っていたZYXから出ていたコンピを数枚所持するに留まっている。あとはZoth Ommog、ニューゾーン…

Xorcist - Damned Souls

…まに引き継いでいる。ニュービートからのトランスを取り入れた欧州のエレボディとは全く趣が異なっている。まぁこの手のジャンルを聴き慣れていない人には同じにしか聴こえないとは思うが。 これは欧州全体を襲ったアシッド・ハウス、その後のトランスの波がアメリカまで届かなかったせいなのかもしれない。欧州のフロント242を始めとするPIAS勢はWax Trax!がライセンスリリースしていたためアメリカにも届き人気を博し米国でも同レーベルにいたミニストリーのメンバー+αから成るリヴォルティング…

Psychopomps - First Blood

…の派生ジャンルであるニュービートからトランスが産まれたと書いたと思う。1990年代初期のトランス……例えば大ヒットしたエイジ・オヴ・ラヴの曲を聴いてみれば解ると思うが非常にダークでゴシカルなメロディを奏でている。これは同時期のエレクトロニック・ダンス・ミュージック、ハウスやテクノとは明らかに違っていた。しかしそれは冒頭にも書いたようにEBMを起源とするところが大きい。その起源とするEBMもまたポジティヴ・パンクというゴシック・ロックを基の一つとして持っているからだ。 このバン…

Prager Handgriff - Arglistige Taeuschung

…るわけ。凄いわ。初期のボディ及びインダストリアル色の強かったニュービートがトランスへ移行せずくすぶっているとかようなまでに濃い音が出てくるのだ。当時はレザー・ストリップとかと比較さされたのでしょうか?とかくダークというと落ち込んで行く様な音を期待する向きいるだろうが、この二人組に至っては超アグレッシヴ! 冒頭に書いた通りカルトEBMシリーズに恥じない一枚。レザーストリップ、X Marks The Pedwalk、Orange Sectorが好きな向きは買ってみるといいだろう。

Konzept - Hypnautic Beats

…・ミュージック」は「ニュービート」という派生ジャンルを産むが、この「ニュービート」はアメリカで同時期にまた勃興していた「アシッド・ハウス」を取り入れたサウンドでもあった。ダークでサイケデリックで実験的なアシッド・ハウスはとてもダンスフロアーから産まれたジャンルだとは思えないが、音を聴くとやはりフロア向けにしか聴こえない不思議さがある。勿論、明るい歌モノのハウスも人気を博していたが、欧州……とりわけドイツ(当時は西ドイツ)とベルギー、あとその周辺国はサイケデリックとダークさを自…

Mussolini Headkick - Themes For Violent Retribution

…くない。ベルジャン・ニュービートとボディの牙城アントラー・サブウェイからライセンスリリースしてるけど、Wax Trax!臭の方が圧倒的で(ライセンスリリースだとは)気が付かなくてリヴコの眷属バンドでWax Trax!のニューカマーだよって書かれていれば、それをそのまま信じそうな音。なのでMy Life With The Thrill Kill Kultが好きな向きは買ってみたらいいと思った。 リヴコ印の「でじたる・ふぁんきー」が満載な一枚。Wax Trax!にあるハンバーガー…

V.A. - Another World - Electronic Body Music(Part 3)

…はアシッド・ハウスやニュービートでも聴くことが出来たのでそれが初出かもしれない。 このニュービートはこれまた以前に書いたがEBMの派生。本コンピは端的にいってしまえば「ニュービート」。しかも初期のインダストリアル色が濃いニュービート。この頃になっても流行に乗れずにくすぶっていた連中いたようで、かような連中が奏でるトラックは頑固さと同時に牧歌的な雰囲気を味あわせてくれる。 しかしながら前述したようにフーバーなど(当時の)流行への目配せもあり「まだまだ終わらんよ!」と諦めの悪さも…

A Split - Second - Ballistic Statues

ベルギーのニュービートグループの1st。 ニュービートとはベルギーはアントワープのDJ達がとあるレコードの回転を遅くしてかけたところ受けが良かったので広まった手法というのが定説。でそのとあるレコードとは本エントリで紹介するグループ。 当時(1980年代後半)は「エレクトロニック・ボディ・ミュージック」が全盛。エレクトロニック・ミュージックでありながらハードロックな展開を持っていたため、テンポが速い傾向にあった。そこでこれらボディ・ミュージックのレコードの回転数を遅くした(なん…

And One - Anguish

…近東っぽいメロディにニュービートを思い起こさせるのもまた良い。 ドイツらしくジャストで硬い質感のハンマービートに哀愁があるメロディが乗るのもまた良し。そしてそれは1980年代半ばのデペッシュ・モードを思い起こさせる。デペッシュ・モードのフォロワーバンドは腐る程いるが、この頃のデペッシュをフォローしようとしたバンドやグループはこのグループを含めて(自分の聴いてきた限りでは)片手で十分な数ぐらいだ。 デペッシュ・モードが奏でていた哀愁インダストリアルを引き継ぐようなアルバム……と…

A Split - Second - Kiss Of Fury

…ログを見るベルギーのニュービート系グループの3rd。 この人達はニュービートと呼ばれるジャンルの開祖です。ニュービートについては過去のエントリで幾つか書いたのでそちらを参照してもらうとして、このアルバム、エレクトロニック・ボディ・ミュージックぢゃん! ボディとニュービート、ぶっちゃけるとそんなに差はなかったりするけど後者の特徴としてゴスかつダーク、きらきらしたメロディでインストが多かったりするけど、このアルバムは冒頭からシンセ・ギターが前面に推しだされていて、フロント242の…

Mentallo & The Fixer - Revelations 23

…えばエレボディからのニュービートが思い浮かぶだろう。でもよりダークかつゴシックに傾いた音像はやはりフロント242やFLA側。またこの頃はジャーマン・トランスが全盛ではあるがこの音を聴いているとそこに近い物も感じながら、さっき書いた通りエレボディだから驚いてしまう。時代感覚が欠如している。あとTB-303を鳴らし、もうちょっと曲げたらゴア、サイケデリック・トランスにも通じてしまうのが凄い。 後にも通じるし、前時代的な音も残している。ここまで書いて矛盾してしまうが、前日のエントリ…

V.A. - Electro-Genetic

…てEBM、そこからのニュービートレーベルが多くあり、このレーベルもその一つ。しかし、1990年代に入ると他の似たようなレーベルはテクノやトランスへと移行していった。R&Sはその手のレーベルとして有名だ。 でもこのレーベルは1990年代を通してカナダのNumbや北欧のCat Rapes Dog、米国のKode IV、ベルギーのInsektといった1990年代に入っても名義を変えずに活動していた連中がいたりしてZoth Ommogを思わすレーベルだった。かと思えばゴア、サイケデリ…

Ministry - Toronto 1986

…。微妙にもベルギーのニュービートとも通じる音だ。 また頃にはアルさんはリヴォルティング・コックスなるバンドも結成して1stを出しており、そこからの曲も入っている。だからだろうか同時期のリヴコのライヴ盤ともリンクする。が、リヴコはパーティーのりが強く、本エントリで紹介するライヴ盤はパンクの縦ノリが多く、やはりハードロックをシーケンスを基礎とする「エレクトロニック・ボディ・ミュージック」がこの頃のミニストリーを表わしていて面白い。 後のインダストリアル・メタルを期待する向きには資…